数式で漸化式で表現されれば、再帰関数を利用して動的計画法で計算できるということでした。今回は待ち行列のM/M/1の定常分布を動的計画法で求めていきます。
(1) 待ち行列 M/M/1の表現
式の表現は、[1]やhttps://www.win.tue.nl/~iadan/que/h4.pdfを見て欲しいのですが、リンクの式(2), (3), (4)がM/M/1の定常分布を出すための平衡方程式です。これをDPで解いていくのですが、その前にこの平衡方程式を解けば、定常分布の理論解が得られます。理論解は式(6)です。要するにここでは、理論解で得られた値とDPで得られた結果を比較して精度を確認していきます。
(2) 理論解の導出
この条件で、系内人数が10人となる確率は0.014078378677368164となります。
(2) DPでの算出次に漸化式を利用して、再帰関数を作り、DPで同じ確率を算出します。漸化式を整理すると、3項間漸化式になり、pi(0)とpi(1)を初期値で設定します。
これをプログラムにします。それなりの精度で出てきます。0.014078378677368164です。
参考
[1] Bolch, G., Greiner, S., De Meer, H., & Trivedi, K. S. (2006). Queueing networks and Markov chains: modeling and performance evaluation with computer science applications. John Wiley & Sons. (P105 Birth Death(λ_i、μ_i) P214でMM1(λ、μ)を与えている)
0 件のコメント:
コメントを投稿