「Securing Virtual Machines and the Host」という項に、『Virtual switch』という記述があります。
つまり、ホスト OS から見える仮想 NIC の MAC アドレスは、正確には『仮想 NIC ではなく、仮想スイッチの MAC アドレス』であることがわかります。
また仮想 NIC であるなら、ホスト OS から見える仮想 NIC は『DHCP enabled』が『ON』になっていなくてはならないはずです。
また、VMWare Server には『Manage Virtual Networks』というメニューがあり、その中には 3 つ仮想スイッチが並んでいます。
インストールした直後はこの設定が何のことかわからなかったのですが、先ほどの仮想スイッチの概念を踏まえると、上から
「ホスト OS 上の物理 NIC に接続された仮想スイッチに、仮想 LAN ケーブルを接続してネットワークに直接参加する」
「ホスト OS のプライベートネットワークに参加する (ホスト OS とゲスト OS で構成されるLAN)」
「ホスト OS の IP アドレスを使用し、NAT でネットワークに参加する」
という設定項目であることがわかりました。
また、ベンダー ID が異なるのは、
明示的に設定された MAC アドレス (仮想スイッチ) については『00-50-56』
自動生成された MAC アドレス (ゲスト OS) については『00-0C-29』
として使い分けされているようです。
(追記)
仮想インターフェースについてわかりやすい図が置いてあります。
http://kaede.blog.abk.nu/vmnet
『00-0C-29』についてはVMWare公式に載っていました。
http://www.vmware.com/support/esx21/doc/esx21admin_MACaddress.html
調査ありがとう。
返信削除2点確認させてください。
・ゲストOS「00-0C-29」はVM特有のものでしょうか?他の仮想化ソフトでも、何になるか調査したいですね。
・前回2つの仮想インターフェースがあったといいましたが、これはゲストOS用インターフェースと仮想スイッチ用インターフェースで2つという認識でいいでしょうか?
わかりやすいまとめ方ありがとう。
早く資産管理調査部隊の結果をみたいですね。
> ・ゲストOS「00-0C-29」はVM特有のものでしょうか?
返信削除VMWare特有のMACアドレスです。
ブログを書いたあとに見つけましたが、VMWare公式に以下のようなページがありました。
http://www.vmware.com/support/esx21/doc/esx21admin_MACaddress.html
原文: The VMware OUI for automatically generated MAC addresses is
00:0C:29. Thus the first three bytes of the MAC address that is
automatically generated for each virtual network adapter have this
value. ESX Server then uses a MAC address generation algorithm to
produce the other three bytes. The algorithm guarantees unique MAC
addresses within a machine and attempts to provide unique MAC
addresses between ESX Server machines.
訳文(適当): VMWareは固有のMACアドレスとして00:0C:29を自動的に生成します。仮想ネットワークアダプタの最初の3バイトはこの値が使用されます。他の3バイトは、アルゴリズムを使用して被らないように保証します。
> ・前回2つの仮想インターフェースがあったといいましたが、これはゲストOS用インターフェースと仮想スイッチ用インターフェースで2つという認識でいいでしょうか?
そうです。
私のブログの記事で言うと、正確には『Host only network (閉じたプライベートLAN)
用のvmnet1』と『NAT構成用のvmnet8』の2つです。
図にした物が以下にありました。わかりやすいので見てみてください。
http://kaede.blog.abk.nu/vmnet