2009年7月10日金曜日

シンクライアント + クラウド





情報ネットワーク科2年の小澤泰雅 (おざわたいが) です。
シンクライアントの構築と、そのクラウド化について研究しています。



Q. シンクライアントって?
A. 今これを見ている方がお使いのパソコンには、様々な情報が入っていると思います。
仕事や学校の資料、デジカメで撮影した写真やお気に入りの音楽など…。
そのように、『1台のパソコンに情報が集まっているパソコン』は『ファットクライアント (Fat client = 太ったクライアント)』と呼ばれています。

これと対をなす物として『シンクライアント (Thin client = 細いクライアント)』があります。
言葉の通り、必要最低限の機能以外は、すべて別のところへ退避させてしまおうという概念のもと設計されています。

Q. シンクライアントのメリットは?
A. 多々ありますが、その中の1つとしてセキュリティ対策が挙げられます。
上述の通り、ファットクライアントでは端末に情報が集中しています。
例えばそれを攻撃された場合、その端末に保存されている情報がすべて流出してしまう可能性もあります。

シンクライアントでは、データは端末に保存されていないので、万が一端末を攻撃されても情報流出を防げるという利点があります。
また管理サーバ (データの保存元) でシンクライアントを一元管理できることも、セキュリティ面では大きいメリットです。

Q. クラウド化?
A. 現状、シンクライアントの導入にはそれを管理するサーバを調達しなくてはなりません。
規模により様々ですが、その値段は100万円〜。しかも大きい物ですので、置き場所も悩みどころでした。
クラウド化は、そのサーバをインターネット上に置いてしまおうという発想です。
これが実現すれば、サーバ購入費や電気代・置き場所などの頭の痛い問題から解放されます。



私が行っているのは、これが実際に実現可能かどうかを研究しています。

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