LAMP環境とは、下記になります。このようなLAMP環境は現在のWebシステム環境において基本となる環境の一つです。
L : Linux (OS)
A : Apache (Webサーバ)
M : MySQL (データベース)
P : PHP (プログラム言語)
ネットワークに接続されていることを確認してください。
[インストールする環境]
L : Linux (OS) CentOS7.7
A : Apache (Webサーバ) Apache/2.4.6 (CentOS)
M : MySQL (データベース) MySQL5.7
P : PHP (プログラム言語) PHP7.3
[説明入り動画]
まず最初にソフトウェアのアップデートをしておきます。
# yum update
今回258MBあるので少し時間がかかります。途中y/nを求められたらyを入力します。
Webサーバをインストール
# yum install httpd
Webサーバを起動
# systemctl start httpd.service
Webサーバを自動起動
# systemctl enable httpd.service
# systemctl enable httpd.service
Webサーバのバージョン確認
# httpd -V | head -n 1[2021/06/20 追記]
AWSでサーバを立てている場合(centos7-minimal-v20190919.0.0 - ami-0083662ba17882949 を利用)、Selinuxのデフォルト状態は「Permissive」になっていますので変更せず進めます。またFirewallのデフォルト設定も無いため、下記の設定は飛ばして、(2)PHP7.3のインストールに進みます。
(下記を設定してしまうと不具合が起きてしまいました)
デフォルトではSelinuxが有効になっています。今回は実習のためSelinuxを無効にします。
現在の状態を確認します。
# getenforce
7行目のSELINUX=enforcingを
SELINUX=disabled
SELINUX=disabled
に変更します。
再起動して、Selinuxの設定(無効)を反映させます。
# reboot
再起動して、rootでログインしてWebサーバの確認をします。
この状態ではfirewallが有効になっています。今回は実習ですので、一旦firewallを無効にします。
# systemctl stop firewalld
ブラウザを開き、サーバのIPアドレスでアクセスします。
この画面が出れば、Webサーバが起動できています。
(2) PHP7.3のインストール
CentOS7のデフォルトのリポジトリを利用すると、PHP5.4がインストールされてしまうため、次の変更をしていきます。
remiリポジトリのインストール
# yum install http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpmremiリポジトリを利用したPHPインストール
# yum install --enablerepo=remi,remi-php73 php php-mbstring php-xml php-xmlrpc php-gd php-pdo php-pecl-mcrypt php-mysqlnd php-pecl-mysql
# systemctl restart httpd.service
として、PHPを有効にします(修正追記)
/var/www/html にtest.phpを作成しphpinfoを実行していきます。
として、PHPを有効にします(修正追記)
/var/www/html にtest.phpを作成しphpinfoを実行していきます。
# cd /var/www/html
[root@localhost html]# vi test.php
次の1行のみ入力して保存
<?php phpinfo(); ?>
[root@localhost html]# vi test.php
次の1行のみ入力して保存
<?php phpinfo(); ?>
ブラウザでアクセス
http://IPアドレス/test.php
この画面でPHP情報を確認できます。
ここまででPHPのインストールは完了です。
(3) MySQLのインストール
続いてMySQLのインストールを実行します。
最初にMySQLのリポジトリの設定をします。
# yum localinstall http://dev.mysql.com/get/mysql57-community-release-el7-7.noarch.rpmMySQLのインストール(214MBなので少し時間がかかります)
[2022/06/04追記]
GPGキーが古くなってしまったので、GPGキーを更新しておく
sudo rpm --import https://repo.mysql.com/RPM-GPG-KEY-mysql-2022
# yum install mysql-community-server
MySQLの起動と自動起動設定
# systemctl start mysqld# systemctl enable mysqld
初期パスワードの確認
# cat /var/log/mysqld.log | grep root
rootの初期パスワードを確認して、ログインします。
# mysql -u root -p
確認したパスワードを入力します。
初期パスワードからパスワードを変更します。今回の実習ではパスワードは「CentOS7@」とします
> SET PASSWORD = PASSWORD('CentOS7@');
文字コードの確認をします。
> show variables like "chara%";
とすると、UTF-8でない文字コードが設定されています。
> exit
一旦MySQLから出て、設定の変更をします。文字化けを防ぐため、文字コードを「UTF-8」に設定します。MySQLの設定ファイルを開きます。
# vi /etc/my.cnf
このファイルの一番下に次の2行を追加します。
character_set_server=utf8skip-character-set-client-handshake
保存をして、MySQLを再起動します。
# systemctl restart mysqld
再度MySQLにログインして、文字コードが変更されているかを確認します。
これでMySQLのインストールは終了です。
続いて、MySQLを操作する時にphpMyAdminが便利ですので、これをインストールします。
# yum install --enablerepo=remi-php73 phpMyAdmin
インストールが完了したら、今回の実習ではどこからでもアクセス可能な設定をします。
# vi /etc/httpd/conf.d/phpMyAdmin.conf
次の2行を追加します。
AllowOverride allRequire all granted
httpdを再起動して、設定を反映させます。
# systemctl restart httpd
以下のURLでアクセスします。
http://IPアドレス/phpMyAdmin/
rootユーザでログインします。
ログインができれば、下の画面が出てきて、データベースの処理ができるようになります。
ここまでで、CentOS7を利用しての、最低限のLAMP環境が作成できるようになりました。今回は実習のため、rootユーザでの処理をしていますが、実際はユーザに権限を与えて処理を進めることになりますので注意をしてください。
今回の実習は以上です。
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