2009年8月15日土曜日

Amazon EC2 をGUI化

現在、約千台のサーバの移転を含め運用を考えています。
Amazon EC2を利用する場合に、「SSHで接続してください。あとはお願いします。」では不満がでると思いGUIでの接続を提供しようと思います。

今回試した環境は以下の点です。
Basic Fedora Core 8 (AMI Id: ami-5647a33f)
・vnc-server(サーバ)
・realVNC(クライアント)
参考サイト:
http://blog.livedoor.jp/dynakou/tag/VNC
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/877fc5devncserver.html

1.vnc-serverのインストール
yum install vnc-server

2.
/etc/sysconfig/vncserversを編集
vi /etc/sysconfig/vncservers

# VNCSERVERS="2:myusername"

VNCSERVERS="1:root" に変更

3.VNCパスワードの設定
$ vncpasswd
Password:
Verify:

4.VNCサーバ起動
service vncserver start
chkconfig vncserver on

5.VNC起動ファイルを編集
4で Creating default startup script /root/.vnc/xstartup
がでると思うので、このファイルを編集

vi /root/.vnc/xstartup

twm & 行をコメントアウト
# twm &
ファイル末尾に以下を追記
LANG=ja_JP.utf-8
export LANG
export XMODIFIERS="@im=SCIM"
export GTK_IM_MODULE=scim
export XMODIFIERS GTK_IM_MODULE

exec gnome-session &
service vncserver restart

6.X Windowをインストール

# X Window Systemグループインストール
yum -y  groupinstall "X Window System"
# GNOME グループインストール
yum -y  groupinstall "GNOME Desktop Environment"
service vncserver restart

7.realVNCで接続
realVNCをダウンロードして接続します。

サーバ:Public DNS名:1(Display番号)

runlevelは起動時は4ですが、変更する必要はないようです。
以上でGUIでの操作ができるようになりました。

追記:2011/07/24
VNCで接続した場合文字化けする場合は
# yum install fonts-japanese
 を実行


追記:2012/12/28
AmazonEC2でVNCを有効にするとカーネルパニックで立ち上がらなくなる現象が多発しました。
VNCのインストール時にSELinuxが有効になってしまっているようです。

#vi /etc/selinux/config


SELINUX=disabled に変更しておきます。
これでインスタンスをstopしても問題無く立ち上がります。
またAMIを作成し、作ったインスタンスも問題無く立ち上がりました。

0 件のコメント:

コメントを投稿