Cisco MerakiのAccess Pointを使ってのトレース方法です。これで端末の動線を確認します。
1.取得用SSIDの準備
必ずしも必要ありませんが、まとめる時にわかりやすいので「SIST-GUEST」というSSIDを作っておきました。端末はこのSSIDに接続しているものを対象とします。
2.ログの取得
端末を接続してログを取得します。集計手順は下記になります。
(1) ネットワーク選択->Network-wide->clients
ここで「SIST-GUEST」と入力しSSIDを制限します。
(2) クライアントの選択
SSIDで絞り込みをした一覧から見たい端末を選択します。
そこからevent logをクリックします。
ここで「802.11 association」を指定して絞り込みます。
rssiの小さな値は外したほうがいいかもです。これをcsvでダウンロードしておきます。すべてのネットワークを同時にできるといいですが、現状ネットワークごとこれを繰り返します。
3.ログ解析システムの構築
(1) デバイス情報格納テーブルの作成「androids」idにはAndroid_idが入ります。
(2) アクセスポイント用テーブル「accesses」idにはAPの名前を入れて、nameには説明を入れます。本来はAPの名前をidにすべきでないですが、Merakiの標準ログがこうなっているため、そうしました。
(3) ログ格納用テーブル「points」
このテーブルをbakeして使えるようにしておきました。
4.Androidsテーブルへの格納
Android IDを取得するために、アプリを利用しました。
https://github.com/smzn/Prog17_01
これをインストールして情報をアップロードしました。
これを全台繰り返します。
5.accessesテーブルへの格納
MerakiからAccess point情報をダウンロードしてcsvでインポートしました。
csvからインポートするとき、datetime型に変換する必要がある。そのままだと「2017/9/6 13:13」となっているので「2017-09-06 13:13:41」に変える。csvをエクセルで開き、対象列を右クリックしてセルの書式設定->ユーザ設定->種類の所に「YYYY-MM-DD HH:MM:SS」を入力。
このファイルの文字コードをUTF-8、改行コードをLFに直しアップロードする。
これで準備ができました。
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