2024年10月16日水曜日

大学時代に身につけたいこと

 大学生活は4年間で長いようで短くもあります。この4年間は個人個人でまったく違ったものになります。充実した大学時代にしてもらいたいと思います。ここでは、学術的・社会的な面で話をしてみます。


(1) 体系的な学問として学修する

色々な授業を受けていて、それぞれの授業が難しいとそれで精一杯になってしまいます。大学の授業は授業同士が繋がっていて、カリキュラムツリーを形成しています。自分が目指したい分野にどのような学術的な要素があるかを確認して、大きな視野で授業の立ち位置を見ることができると、授業に対しての姿勢も変わってきます。授業がどのような意味を持っているかを考えてみるのも良い機会となります。先生に尋ねてみても、どの先生も学生が授業に関心持つことは嬉しいので、快く教えてくれると思います。


(2) 学問を使えるスキルを身につける

現代はAI・データサイエンスの技術が普及し、社会活動をするときに欠かせないツールとなってきました。授業で得られた知識を、実際に使えるスキルを持っておくと、理解の面でも実用面でも役に立ちます。一番身近なスキルとしては「エクセル」ではないかと思います。エクセルはPCにほとんどインストールされていますし、社会人になっても必須のツールです。このエクセルを使いこなして、データ整理、データ処理・集計、簡単な統計処理などできると、非常に重宝されます。スキルというとプログラミングが重視されますが、エクセルでも十分対応できる面があります。プログラミングが苦手という人は、代わりにExcelを使いこなせるだけで、活躍の場が広がります。

次にオススメのスキルはプログラミングになります。プログラミングはエクセルで可能な処理に加え、機械学習や最適化など、より高度な数学的な処理が可能です。エクセルで開けないような膨大なデータ量を持つファイルも、プログラムならば対応できます。プログラミングの良いところは、自分の考えた処理・システムをプログラミングで実現できるところだと思います。僕はハードウェアは苦手で、もの作りはできませんが、プログラミングでの色々な処理を行うことができ、それが研究に繋がっています。プログラミングは、僕自身の研究の幅を、格段に広げてくれたツールの一つです。


(3) 人間関係とコミュニケーション能力

一般的に就職活動には、コミュニケーション能力が大事と言われます。大学では、出身地、興味、年齢が違うなど様々な学生がいて、社会の一つの縮図のような集団です。この中での人間関係は、人にとっては、一生ものの宝になるかもしれません。このような話をしていても、僕自身は人間関係やコミュニケーションをとることが苦手な人間です。このような人間の場合、ある集団の枠に入り、立ち位置が作れれば、関係を形成しやすいと思います。具体的には、アルバイトで頼られる立場や、サークル活動で、役につくことでしょうか。人は立場ができれば、コミュニケーションをとる機会が自然に多くなり、慣れてきます。周りの人間の役に立つということを、良いバランスで考えることは、利他的な考え方となり、良い影響を与えると思います。


(4) チャレンジできる機会を使う

学生という立場は色々なことにチャレンジできる期間だと思います。学生の社会活動としては、サークル活動、アルバイトなどが代表例かと思いますが、それ以外にも学祭、資格試験、ハッカソンなど色々な活動があります。もちろん金銭的な負担はあるのですが、自身の範囲で、学生時代にしか出来ないことを1つでもチャレンジしてみると良いかと思います。

20代での活動が30代で活きてくるのではないかと思います。今の活動が次の10年に活きてくるのだと、僕自身今になって実感しています。


学生時代は長いようで短いものです。社会人になると自由度が極端に減るので、学生の間にチャレンジしてみるのをおすすめします。

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