2024年6月14日金曜日

研究のスタイル

 研究者によって研究のスタイルは様々だと思いますが、僕の日々の研究のスタイルについて書いておきます。


(1) マルチタスクが基本

研究活動に携わっていると、研究プロジェクトが同時に走る場合がほとんどです。その中で、一つのタスクに集中して進めるタイプと、複数のタスクをパラレルに進めるタイプに大きく分かれると思います。僕は、「複数のタスクを少しずつ進めるタイプ」です。と言うより、一つのタスクを集中して進めることが苦手なので、複数タスクを少しずつ進めて、芽が出たものから優先度を上げていくやり方です。時には、集中して一気に仕上げる場合もありますが、そのタイミングを掴むまでは、複数タスクをじっくりやって少しずつ進めています。研究だけでなく仕事でも言えることだと思いますが、「継続・持続力」、「興味・視野の広さ」、「瞬発力」を意識して、自分のフェーズに合わせて優先度を設定することが大事かと思います。


(2) 研究での情報収集

研究を行う場合、文献整理は必須になります。論文を執筆するときは、十分な量の論文を読んで研究背景を確認しますが、日々の活動のときは、僕自身書籍を中心にインプットしています。インターネットでの収集もしますが、書籍は体系的に整理されていて、僕自身一番知識が整理しやすいです。書籍は英語の本を読んでいきますが、その本の類似本を日本語で4~5冊用意して、英語本でわからない部分を補ったり、表現を比較したり利用すると、理解が進みます。英語の本はページ数が多く、英語と言うこともあり読み進めることが大変ですが、1冊読めれば論文も書ける内容が身に付きます。今までに何冊かとても参考になる英語本と出会えましたが、自分のバイブルとなるような本に出会うことも重要です。海外出張に行った時は、書店があれば覗いてみて、良い本がないか探しています。


(3) スタンディングディスクが欲しい

僕は座って仕事をするより、立って仕事をすることの方が好きです。腰が良くないということもありますが、立って仕事ができる環境のときは、立ってやっています。スタンディングデスクがあればかっこいいのですが、僕は背が高く、販売しているスタンディングデスクでは、少し高さが足りません。今まで高さがピッタリだったのは自宅のタンスです。研究室では書籍ロッカーを机代わりにして、立って仕事をしているときもあります。立って仕事をしているときの方が、なぜか頭が回り、体も疲れていない場合が多いです。


研究や仕事はいつも絶好調というのではなく、むしろ調子が上がらず、我慢の状態で進めていることが多いです。調子が良くないと進められないということではなく、調子が悪い時に、「一歩でも前へ」と考えて、日々進めています。


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