C言語を学ぶとき、EclipseのようなIDEを使うときは多いと思いますが、テキストを順に進めていくときに、毎回プロジェクトを作成して、ソースフォルダsrcを作り、その中にmain関数があるソースファイルを作り、プロジェクトごとビルドして、実行するといった手順をふみ、次の練習コードでは、またプロジェクトを作りと、プロジェクトがたくさんになってしまいます。今回は、main関数入りのソースファイルは一つで、他は関数のみ記述したファイルを、ヘッダーファイルを経由して取り込んで、実行していく方法をやっていきます。今回利用する環境は「Pleiades All in One Eclipse 2024 C/C++」です。
(1)プロジェクトを作成して、mian関数入りのソースファイルで実行する
まずプロジェクト「HelloC」を作成し、その中にソースフォルダ「src」、その中にソースファイル「HelloC.c」を作成します。
プロジェクトのビルドをして、実行してみます。
(2) ファイル「subFunction01.c」を作成し、そこに関数subFunction01を作成した後、ヘッダファイルを作成する次に、ソースフォルダの中にsubFunction01.cを作成します。
この状態で、main関数から「subFunction01();」として、関数を呼び出しても、subFunction01が見つからずエラーになります。このように別々のファイルに書いた場合、ファイル間で呼び出しを行うにはヘッダーファイルが必要となります。
プロジェクトの下にヘッダーを入れるフォルダ「include」を作成します。さらにこの中に「subFunction.h」ヘッダーファイルを作成します。このヘッダーファイルに、subFunction01関数のプロトタイプ宣言を書き入れておきます。
次にこのヘッダーファイルの場所をプロジェクトにパスを通しておきます。
正規表現で書いてありますが、workspace中からプロジェクトを選択し、その中のincludeを指定しただけです。これでヘッダーファイルがあるフォルダにパスが通ったので、「HelloC.c」と「subFunction01.c」にこのヘッダーファイルを書いて、関数subFunction01を使えるようにします。
#include "subFunction.h"
[HelloC.c]
[subFunction01.c]
改めてプロジェクトをビルドして、実行してみます。
プロジェクト全体このように、main関数でない関数として、別ファイルとして加え、ヘッダファイルにプロトタイプ宣言を書き込み、ヘッダフォルダへのパスを通して、そのヘッダファイルをincludeすることで、別ファイルにある関数を呼び出すことができました。gccが使える環境ならば、もう少し簡略化できますが、Eclipse環境ではこのように実施するのが一つの方法です。
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